鹿島平和研究所「国と地方の関係を再構築する研究会」にて、都市盛衰予測について講演 (24/11/14)
最新の予測結果に基づいて、日本の地域の悲観・楽観予測について話し、議論したいと思います。1時間の講演に1時間の質疑応答と一般的な講演より時間に余裕がある分、踏み込んだ議論ができそうです。
金融庁金融研究センター昼休み講習会 (24/11/14)
「人口減少下での100年後の日本を考える 〜地域、都市、家族のゆくえ」
日本の人口は2008年の1億2,800万人をピークに15年間減り続けており、昨年の日本人の減少は86万人と、都道府県が1つずつ毎年日本から消えていることになる。 地方都市は衰退し、人口は大都市へ集中している。しかし、今後は大都市といえども、恒星の終焉のように周囲から人を集めながらも爆縮していくと予測されている。 本講演では、100年後のこの国は、地域は、都市は、そして家族はどのような姿になるのか、私たちにいま何ができるのかを考えたい。
慶応丸の内シティキャンパス「夕学講演会 」 (24/10/31)
慶応大学主催の社会人向け「夕学講演会」にて話します。
北米都市経済学会 於 ワシントンDC (24/09/20-21)
2024年9月20-21日にワシントンDCにて開催される、Urban Economics Association (UEA) meetingにて、都市盛衰予測の論文を報告することになりました。6月にあった欧州の学会の北米版です。都市経済学分野では世界で最大の学会です。
NewsPics 2Sides出演 (24/09/16)
オンライン経済メディア/ニュースサイトNewsPicksの番組2Sidesにて、「100年後の未来予測から現在の日本を考える」のテーマで、精神科医・熊代亨氏と対談しました。このような収録は初めてで、収録当日は今思い出しても嫌な汗が出てくるくらい、しゃべりはダメでした。しかし編集が素晴らしく、あたかも普段のわたしが、いつも通り話しているように仕上がっていました。素晴らしい。
この番組で熊代亨さんと知り合えたことが、何よりの収穫でした。個人主義が先鋭化し、お互いの功利を脅かさないようにルールが整備され遵守され、確実にwin-winな関係が確保できる関係性だけを志向するコンプライアンス社会ができあがっていくメカニズムを解き明かし、動物としての人間にやさしい、「修正功利主義」に方向転換するための議論の端緒を提示する「人間はどこまで家畜か:現代人の精神構造」(ハヤカワ新書) は、現在の日本が直面する人口問題の根本を浮き彫りにします。当日は、この本を含む、彼の著書5冊を読んで臨みました。
まだ詳細は決まっていませんが、熊代さんとは京都で議論の続きをする予定です。メインは、われわれ二人とわたしの学生との非公開のディスカッションですが、せっかくなのでオープンなセミナーも企画する予定です。
経済産業研究所BBLセミナー (24/09/12)
私がファカルティー・フェローを務める経済産業研究所(RIETI)にて、ランチタイムに都市盛衰予測の最新版について講演しました。当日は、RIETIの東京のスタジオからライブ配信しました。本日9月25日よりYouTubeで公開されています。
財務省財務総合政策研究所ランチミーティング (24/09/04)
財総研にて話します (https://www.mof.go.jp/pri/research/seminar/lmeeting.htm)
(一財) エンジニアリング協会ビジネス講演会 (24/09/03)
鉄鋼・ゼネコン・メーカー・総合商社などを会員に含む協会だそうです
神戸大学大学院集中講義 (24/08/27-29)
神戸大学の経済大学院にて、都市盛衰予測の背景にある経済集積理論について3日間の集中講義をします。京大で春学期に講義した内容を元に話します。京大の講義では、久しぶりに講義資料のかなりの部分を新たに準備し直し、参加する学生が経済集積のメカニズムについて俯瞰して理解できるよう心がけました。京大であれば講義時間を延長することは簡単にできるし、一人ひとりの質問にじっくり向き合うこともできる一方、神戸での集中講義という形では、同じ分量を伝えることは叶わないと思います。それでも、できるだけ近い形で、京大での講義を再現できるように工夫してみたいと思います。
NTTグループ幹部向け報告会 (24/08/26)
詳細未定。
高知の中高生と考える、人口減少と100年後の日本の未来、高知の未来 (24/08/20)
8月20日、高知、土佐塾の中高生28名が、京大に、私と、京大経済修士1回生の小川美起さん、京大文学部4回生の小柳慶汰くんに会いに来てくれます。午前中の3時間、人口問題、地域の問題、家族の問題について、そして高知の未来について議論する企画です。7月19日に、土佐塾の先生方に対してプレセミナーをしました。私が子どもたちに伝えたいことはたくさんありますが、それらが十分に伝えられなかったとしても、私の側にいる学生ふたりと土佐塾の子どもたちが仲良くなれたなら、この企画は成功だと思っています。自分の頭で考えることの大切さを、ふたりは伝えてくれると思います。
— 当日、自分がうまくできた気はしないですが、学生ふたりはとてもがんばってくれました。たくさんの時間をかけて準備してくれたんですよ。本当に。1限目は私の講義で、「説明が分かりにくいときは割り込んで説明してくれていい」と、ふたりには言ってあったのですが、ふたりともたっぷり割り込んでくれました。子どもたちともすぐに打ち解けて、全員とは言えないまでも、いい時間になった子たちも多くいたんじゃないかと思います。5-7年経つと、一番年長の子たちはふたりと同じ年齢です。その頃、また、子らとふたりが会えたらと思うと、楽しみです。
岐阜商工会議所「若鮎倶楽部」例会 (24/08/02)
岐阜は、バブル期以降急速に衰退した地域で、今も急速に縮小しています。人口減少と交通・通信技術の変化とともに、いかにスマートに縮小・集約できるかが鍵だと思います。現代では、人流・物流が自然には交差しない岐阜の位置が、これ以上の経済集積を期待できないひとつの理由だと思います。都市ではないどのような方向に向かえばよいのか、それを考える必要があります。
【講演資料】
岐阜新聞・岐阜放送懇談会例会 (24/07/22)
共同通信の加盟新聞社が運営する地元企業経営者や自治体関係者を中心とした会員制の講演会です。岐阜は、今後大変難しい縮小に適応していく必要に迫られる都市です。まだ分からないことが多いですが、スマートな縮小について話したいと思います。
岐阜駅を出るとすぐ、2棟の30階超えのタワマンが建っていて、駅から少し離れた繁華街、柳ヶ瀬にも1棟、そして駅前にはさらに2棟のタワマンが建つと聞き、言葉を失いました。一体どんな合理性に基づいたら、そのような都心再開発が正当化されるのか分からないと、講演でも話しました。一度建てたら縮められないし、壊すにも大変な費用がかかります。これらのタワマンが、岐阜の人口減少を加速することはあっても、緩和することにはならないように思います。国から注がれる大量の助成金も、今一度、その使い道を考え直すべきではないでしょうか。
【講演資料】
大阪大学歯学部滋賀県同窓会 (24/07/21)
あまりないパターンですが、歯科医師の皆さんに対して講演しました。都市・地域の盛衰から、家族のあり方まで、たくさん議論できました。【講演資料】
日本経済研究センター講演資料 (24/07/11)
日経センターでの講演会用スライドです。予測モデルは頻繁に更新していて、スライドによって少しずつ結果が違ってたりしますが、大局的な結果は変わりません。結果から得られる示唆については、毎回少しずつ洗練しています。また、このスライドでは、新幹線開通やのぞみ運行開始に伴う実際の「ストロー効果」の規模なども、見せています。
日本建設連合会(日建連) 住宅政策・税制部会 (24/07/08)
日建連といえば、日本のタワマンの全ての元請けを含む会です。「タワマンはもういらない派」としてお話しました。【講演資料】
野村證券スピーカーシリーズ講演資料 (24/07/05)
野村證券にて機関投資家向けの講演をしました。なかなかコラムを更新できませんが、7月に入って更新した最新の予測結果を用いています。7/16には、フォローアップセミナーとして質疑応答を延長してお話をさせていただきました。
(公財)フォーリン・プレスセンター(FPCJ)主催海外メディア向けプレス・ブリーフィング (24/06/28)
The Economist, The Wall Street Journal, Bloomberg, AFP通信など、多数の外国メディアの皆さんにご参加いただきました。【講演資料: 日本語, 英語】
綾部市市民憲章推進協議会 講演 (24/06/24)
京大にて、綾部市市民憲章推進協議会の皆さんに対して、都市盛衰予測について講演し、綾部市の今後について議論しました 【講演資料】
国交省国土政策局「明日の国づくりデザイン勉強会」 (24/06/21)
国土交通省国土政策局「明日の国づくりデザイン勉強会」にて、「100年後の日本の都市と地域のすがた — 急速な人口減少がもたらす淘汰と希望の未来」のタイトルで講演しました。【講演資料】
一橋大学ソーシャルデータサイエンス学部セミナー (24/06/21)
データサイエンスの専門家や学生の皆さんを対象とした学術的なセミナーを行いました。【講演資料】
(株)八千代エンジニヤリング 講演 (24/06/20)
構造モデル分析でご協力頂いている(株)八千代エンジニヤリングにて、新しい予測について講演しました。【講演資料】
欧州都市経済学学会 (於コペンハーゲン) 報告(24/06/08)
2024年6月7-8日にコペンハーゲンにて開催された都市経済学会大会にて、コラムの背景にある研究論文を報告しました。人口減少の問題について議論をしている論文は、気づいた限りにおいてこの論文の他になかったことに、少なからず驚いています。世界は移民での代替すら許されない人口減少の局面に差し掛かっているにも関わらず (Institute for Health Metrics and Evaluation, Lancet, 2024)。
今回の旅行では、関空からミュンヘン経由でコペンハーゲンに移動しましたが、将来の人口減少で起こるであろう大きな変化の予兆を感じました。関空・ミュンヘンのような長距離の国際線でも、予約客数が少ないといとも気軽にキャンセルされ、複数便の予約を1便にまとめるという変更を簡単にされてしまいます。もちろん、航空会社はそのような説明はせず、保証は最小限しかされません。私の場合は、当初予定していた帰りのフライトが渡航2週間前に運行中止になり、コペンハーゲンでの滞在を1日延ばさざるを得なくなりました。欧州内のフライトでも、このようなことはしょっちゅう行われているそうで、今回の私のミュンヘンからコペンハーゲンのフライトも、当日になってから3度も予定が変更されました。最終的に満席になったフライトを見ると、やはり、客を寄せて集約していたであろうことが想像できます。
人口減少下では確かに輸送・通信技術は発達しますが、特に、物理的な輸送・移動に関しては、今より大幅に不便になるであろうことを、今回の旅行で実感しました。新幹線にしても航空機による移動にしても、その利便性は、需要が十分になければ成り立たないのです。今後は、今までよりも物理的な移動が便利になることは、おそらく、より少数に集約される大都市間のみに限られ、今まで行ってきた多くの移動は通信によって代替されることになるであろうと思いました。(リニアのことを考えるとゾッとします。) したがって、コラムで紹介している予測は、相当甘い予測になっていると言わざるを得ません。現実はおそらく、もっと激しく大都市への集中が進むと思われます。それでもなお、できることから具体的に予測していきたいと思います。
RIETIメディアカフェ講演(24/03/28)
2024年3月25日に経済産業研究所スタジオにおいて、メディアの皆さんを対象に行った講演を収録した動画と、講演内で使用したスライドです。内容は、コラムの第4話までを含んでいます。